今日はインディアゲートに行きます。
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インディアゲートはメインバザールから
オートリキシャで10分も有れば付きます。
という訳で到着しました。
インディアゲート
ここもインド人が沢山来ていて
周りの芝生のようになっている公園の様な場所が在り
地元民がくつろいでいました。
インディアゲートは近くで見るとやはりデカイです。
ここでテレビで見た事がある"パーン"を売っていました。
パーンは葉っぱに沢山のスパイスを包んで
口の中に入れて噛んで味を出す
噛みタバコの様なものです。
これが結構人気で多くのインド人が次々と買っています。
私も1つ頼むと何故か2つ渡されました。
早速食べてみます。
40ルピー(80円)
口に入れて噛んでみると予想と裏腹に
大した事は無く、何とも表現しようのない味でした。
無理に表現すると
少し甘辛いスパイスが詰まっていると言う感じです。
特別まずくも無くうまくも無いといった感じです。
想像ではもっと強烈な味かと思っていたので拍子抜けでした。
いくつかの屋台で私がイモや軽食を買っていると
小さな女の子が私の所にやって来て
ブレスレットのようなものを買ってくれと言ってきました。
そしてこの子が中々しつこい。
私は何度も断るんですが
その小さな少女は覚えた英語のフレーズの
「このブレスレットにあなたと妻の名前を入れる事が出来ます。たったの20ルピーです」
という言葉をずーっと繰り返し喋っている。
その子は英語を話しているんですけど
こちらが英語で返しても一切他の言葉は話しません。
そうです。
この子はこのフレーズだけを覚えさせられて
呪文の様に繰り返しています。
私には妻どころか恋人すら居ないんだけどなぁ……
という現実を知ってほしかった訳ですが
何故か別のブレスレット売りの女の子も
私の所にやって来てしまいました。
(一体何なんだこの状況は……)
実際に女の子に言われると
可愛くって買って上げたくなるのが人情ですが
ここで買うと次々と囲まれそうなので振り切りました。
インディアゲートを後にしようと道路の所に行くと
何やらインド人が揉めていました。
そして若いインド人と中年のインド人が
お互いの襟首を両手でつかみ合って本気の取っ組み合いを始めました。
辺りのインド人も皆驚いて見ていますが
不思議と仲裁しようとする人は居ません。
2分位そんなやり取りが続いて2人が一旦離れると
別のインド人がやっと止めに入りました。
止めに入った彼は若い方のインド人の背中を押して
「向こうに行け! 何をやってるんだ!」
といった感じで仲裁に入りました。
2人はまだお互いに怒鳴り合うと
再び取っ組み合いになりそうな雰囲気です。
そしてやっとクールダウンした2人は
大量のピンクのおもちゃを担ぐと仕事に戻りました。
うん……?
何と争っていた2人は同業者でした。
しかし私が感心したのはインド人の喧嘩の作法です。
お互い本気で取っ組み合いをしているんですが
力比べの様な感じで、殴ったり蹴ったりはしませんでした。
だからお互い怪我をせずに決着が着く訳です。
実に効率的で平和的です。
日本や他の国とは違います。
これは我々も是非とも見習うべき文化だと思いました。
さてもう疲れたので
オートリキシャでホテルまで帰る事にします。
流しのオートリキシャを捕まえて
(100ルピー)で交渉成立しました。
運良く問題なくメインバザールに帰ってきました。
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