フィリピン バジャウ族 滞在記 13 漁に同行 ウニ偏

さてランチを食べ終えて

次の特別な獲物を捕りに行きます。

 

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バジャウ村 滞在記 12 漁に同行偏 2

 

5分程移動して、次のポイントに到着しました。

 

 

ここでアブドゥルさんが網を持って

素潜りで獲物を捕りに行きます。

そして少しすると、アブドゥルさんが網を持って

戻ってきました。

網には獲物が沢山入っています。

そうです。

獲物とは高級食材(ウニ)です。

 

アブドゥルさんはウニのとげを捕る為に

ウニが入った網を上下に振っています。

数分でウニのとげがとれました。

とげが取れると、手でウニを割っていきます。

 

ウニを割ると出て聞きましたおなじみの

ウニの身です。

贅沢に捕れたてのウニを頂きます。

 

新鮮極まりない生きた状態のウニです。

早速食べてみます。

 

口に入れてみると、日本のウニとは種類が違うのか

濃厚なコクが無く、身も痩せていて

 

いわゆる日本で言うウニとは全く違う物でした。

 

北海道で食べた濃厚で、豊かな風味のウニとは

似ても似つかわないものでした。

 

 

このウニでは日本では売り物にならないでしょう。

 

 

という訳で今日の漁は終わりです。

 

バジャウ村に帰ります。

ボートは20分程進むと

バジャウ村が見えてきました。

こうして海から見ると

陸上のバジャウ村であるPUNTOD

いかにIRISによって秩序だてて作られた

街である事が良くわかります。

 

全く同じコンクリート製の建物が

整然と建てられています。

 

 

子どもたちは明るいです。

ボートは岸に付いて

今日の取材は終了です。

 

バジャウ族にも近代化の波が急激に押し寄せていて

昔ながらの回遊民族としての生活を失いつつある

バジャウ族ですが、漁に出るという

100年以上も前から行われている、バジャウ族の文化を垣間見る事が出来ました。

 

また伝統的なバジャウ族のスタイルを、貫いている彼らに私はとても尊敬の念を抱きました。

 

彼らの笑顔が末永く続く事を願って

バジャウ族の漁の取材を終えました。

 

 

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フィリピン バジャウ村の滞在記 14 お葬式偏