最近何かと話題になっている
大麻の国際規制を見ていきたいと思います。
2000年代に入ってから
国際的に徐々に大麻の規制が緩和されていました。
そして2013年12月にウルグアイが
大麻の嗜好用に関しても、全面解禁した事で
大麻解禁の1つの潮流が生まれたと言えます。
その後、嗜好用に関して各国が大麻規制を見直し始めました。
またそれには大麻が実際には
中毒性がタバコよりも低く、医学的に睡眠導入効果や、精神安定効果が認められたという事実が有ります。
現在、世界で大麻の使用は
医療用、嗜好用、共に合法化されている国は
カナダ、ウルグアイ、北朝鮮の3カ国です。
しかし大麻の国際規制に関しては
世界を牽引するアメリカの状況を注視しなくてはいけません。
アメリカでは州法が有り、各州によって法律が違います。
これは日本人には解りづらいですが、簡単に言うと
1つの州が、1つの国と考えると分りやすいです。
そのアメリカで最も大きな影響力を持っていると言っても過言ではないのがカリフォルニア州の存在です。
カリフォルニアの人口は全米第1位の
3700万人、州土面積は日本の1.1倍も有ります。
そのカリフォルニア州が2018年に
嗜好用大麻を解禁しました。
これはアメリカ本土だけで無く
世界各国にも大きなインパクトになりました。
カリフォルニアが大麻を解禁した事によって
アメリカでは急速に大麻解禁の動きが活発になって来ています。
アメリカで大麻が合法の州は
マップの黄色
カリフォルニア
コロラド
アラスカ
イリノイ
メイン
マサチューセッツ
ミシガン
ネバダ
オレゴン
バーモント
ワシントン。
の全11州です。(2019年10月時点)
そして医療用のみ合法なのが
アリゾナ
アーカンソー
コネチカット
デラウェア
フロリダ
ルイジアナ
メリーランド
ミネソタ
ミズーリ
モンタナ
ニューハンプシャー
ニュージャージー
ニューメキシコ
ニューヨーク
ノースダコタ
オハイオ
オクラホマ
ペンシルバニア
ロードアイランド
ユタ
ウェストバージニア。
医療用、嗜好用共に禁止なのが
マップの赤色
アラバマ
ジョージア
アイダホ
インディアナ
アイオワ
カンザス
ケンタッキー
ミシシッピー
ネブラスカ
ノースカロライナ
サウスカロライナ
サウスダコタ
テネシー
テキサス
バージニア
ウィスコンシン
ワイオミング。
全17州です。
西海岸に面しているアメリカ州は
全面解禁しているのが解ります。
またアメリカ中部、東南部は
全面禁止の状況となっています。
(2019年10月時点)
その他アメリカ領
グアム 2020年1月22日より
全面合法
またヨーロッパ各国は医療用大麻を合法化している国が多く
嗜好用に関してはいまだ違法としています。
と2020年以降は大麻規制国にも
大麻の規制緩和が起こる事はほぼ間違いないでしょう。