さて引き続き ‶ 夜のパシル地区 ‶ の治安を調査していきます。
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辺りの様子は危険どころか、皆さんとてもリラックスしています。
パシル市民の方は他のフィリピン人同様に、とても明るくてフレンドリーな方ばかりです。
次に海沿いの辺りを散策していきます。
ここでお友達と会食していた、1人のフィリピン女性と話す機会が有りました。
彼女は外国で英語教師をしていて、現在はフィリピンに戻ってきているのだとか。
これまでの様にこのパシル地区の治安状況の質問をしました。
彼女の話ではここが危険という認識は全く無いとの事でした。
ここまで来ると、パシル地区の治安は良好という
拭いきれない現実が私に迫ってきました。
海沿いの辺りの散策を終えて、少し移動すると
1人の男性のお話を聞く事が出来ました。
彼はウバル氏の知り合いの方で、なんでも昔は行政職をしていたとの事です。
彼にも同様にパシルの治安状況を聞いていきます。
すると、ここで初めて興味深い話を聞く事が出来ました。
何でも現在はすっかり平和になったパシル地区ですが
ほんの1年前程は、彼の家の近くには麻薬中毒者がたむろしていたとか。
それがドゥテルテ大統領就任以後、パシル地区行政担当者の治安改善策のお蔭で、現在は劇的に治安が良くなったという事でした。
また2018年9月頃に、警察チームが麻薬犯罪者を逮捕する、大規模な逮捕劇が有ったのだとか。
やはり、パシル地区の一部地域の通路では、麻薬中毒者が集まる場所が在った様です。
しかもその場所とは我々が今取材している、目の前の通路だとという事でした。
現在はすっかり平和になったパシル地区ですが、ほんの少し前までは、通路で麻薬中毒者がたむろしていた現実が在った様です。
ただ話を聞く限り、そういった場所もパシルエリア全体では無く、パシル地区の本の一部の通路という事です。
もう夜の9時だというのに、子供たちが外で遊んでいます。
どういう訳かパシルの町は夜間でも、子供や若者が積極的に外で活動しているという印象が強かったです。
結局夜のパシル地区を1時間半もかけて、じっくりと取材する事が出来ました。
町は危険どころか、平和そのものという感じでした。
この大通りは夜でも沢山の灯りでライトアップしていて、昼間の様でした。
まだ小さい子供は遊び足りないと言った感じでしょうか。
私は夜のパシル地区の取材を終えて、行政担当者のウバル氏に深くお礼を言って、帰る事にしました。
ウバル氏はパシル地区の外側のバイク乗り場まで、わざわざ送ってくださいました。
パシル地区のウバルさん、本当にありがとうございました。
※ この後、7か月後の2019年11月に、セブを再訪した際にウバル氏に日本から持参したお土産用のチョコレートやコーヒー等のお礼の品を手渡すと、ウバル氏はとても喜んで下さいました。
という訳で、今回は2日間かけて昼と夜のパシル地区の現状を取材しました。
現在のパシル地区は危険な場所ではありません。
ただ、誤解の無いようにパシル地区が際立って治安が良い訳では無いので、他のフィリピンと場所と比べて治安状況は大差無いという事です。
なので油断していると犯罪に遭う確率も有りますので、海外に居る時は犯罪に遭わない様に気を付けましょう。