さて前回パシル地区の治安状況を
地区担当者の方と一緒に取材をしてきました。
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パシル地区の現状は治安良好で有るという
取材結果が得られたわけですが、まだ私には疑念が残っていました。
そこで今度は ‶ 夜のパシル地区 ‶ の取材がしたい旨を
パシル地区の行政担当者に相談しました。
パシル地区の行政担当者
Manuel R ubal 氏
すると行政担当者のウバル氏は、快く快諾してくださいました。
今回はこの方の全面的な協力を得て、夜間のパシル地区の取材をする事が出来そうです。
ウバル氏と取材日の日程を合わせて、後日取材をする事になりました。
そして取材当日約束していた夜の19時30分までに、パシルに向かいます。
パシルの入り口が見えてきました。
夜のパシルは昼間とは打って変わって、少し怖い気がします。
入り口を抜けて、ウバル氏が駐在している詰め所まで向かいます。
少し歩いてウバル氏の詰め所に到着しました。
ウバル氏と合流して今日の取材の打ち合わせをします。
今回はウバル氏の計らいで、ボディーガードの方を1人付けて頂きました。
護衛の方は棒を所持しており、心強いです。
いよいよ夜のパシル地区を取材していきます。
夜のパシルを歩いていると、沢山の人が食事している
外にテーブルと椅子が出ている、レストランが在りました。
我々は早速この庶民的なレストランで
取材をする事にしました。
レストランの店主とその娘さんに話を聞いてみます。
まずお母さんの方にここでの治安状況を聞いてみます。
お母さん曰く
「ここの治安は良く怖い目に遭った事などはない」
との事でした。
またこれまでにここで
「麻薬の売買や麻薬使用者を見た事が有りありますか?」
と質問したところ
「これまでにそういった事は無い」との事でした。
次に娘さんにもう少し詳しく聞いて行きます。
この娘さんは今時の若者らしく、とても流暢に英語を話します。
あらためてフィリピン人の英語力の高さを再認識しました。
そして
「パシル地区の治安状況」
「これまでに危険な目に遭った事は無いか?」
また
「麻薬中毒者や売人を見た事は有るか?」
という、もう何度も聞いてきた、質問を投げかけますが
彼女曰く
「そんな経験は全くない」との事です。
そこで質問を変えてみます。
私は彼女に
「このパシル地区の悪評は認識しているか?」
という質問をぶつけてみると。
彼女の友達や知り合いも同様に、ここパシルは危険な場所だという認識を持っていてそれについては、不満が有るという事でした。
また何でパシル地区は、こんなに悪評が強いのかという事を聞いてみると、
彼女曰く、パシル市民は皆健全なその他のフィリピン人と同じ活を営んでいるのに対して
外から来る人間が、パシル付近で犯罪を持ち込んでくる事を感じているとか。
また彼女自身も
「パシルのイメージを変えたい」
という事でした。
レストランでの取材を終えて、再び夜のパシルを歩いて行きます。
パシル地区を歩いていて良く思うのは、非常に子供たちが多いという事です。
まあこれはフィリピン全般に言える事ですが。
狭い路地を通っていきます。
危ない人達や、ガラの悪い連中は見当たりません。
むしろ、パシル市民の皆さんはフレンドリーな方ばかりです。
歩きながらウバル氏から、パシル地区は人口過密状態であるという事を聞きました。
住居の数に比べて、入居者の割合が多いのだとか
そう言った問題の多くは、フィリピン人は多産という事らしいです。
既に夜の8時を回っていますが、蒸し暑いです。
見ている限り、現在のパシル地区は安全と言えそうです。
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