さて寝台列車で西安に向かいます。
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蘭州から西安は地図だと近く見えますが
実際には直線距離で510キロも有ります。
日本で言えば東京から大阪を超えて岡山までの距離です。
その為乗車時間は約7時間です。
長距離列車内で食べるカップラーメンは
中国では一般的です。
私も周りの中国人を見て
中国スタイルを実践します。
ちなみに中国では
カップラーメンの中に折り畳み式のスプーンが入っています。
端を持参せずとも食べられるので確かに便利です。
電車の中で近くの席に居た帰国女子の中国人と話す機会が有りました。
彼女はドイツに留学していたという事で
英語よりもドイツ語の方がうまいとか。
母国語の中国語、英語、ドイツ語と
三か国語をさらっと話せるという彼女を見ると
つたない英語しか話せない自分が
いかにレベルが低いのか実感させられます。
ただ彼女は時々英語の中にドイツ語が混じっていて
私が「えっ何?」
というと
彼女は頭を抱えて
「頭の中でドイツ語と英語がごっちゃになちゃう」混乱していました。
優秀ならではの悩みです……。
それにしても中国人の教養レベルは相当高いと感じた場面でした。
さてやっと到着しました西安。
すごい人の数です。
これが西安か……。
何と鉄道の駅と、バスターミナルのすぐ近くに
あの西安城壁が有りました。
逆に言うと西安城壁の近くに駅やバスターミナルを
作ったとは、粋だなぁ中国人は。
西安の街は綺麗に観光地化されています。
おおっ!
中国で初めて発見しましマクドナルド!
早速メニューをチェックしてみると。
なんと日本と同じメニューでした。
ちなみにフィリピやインドでは
マクドナルドのメニューは現地用にカスタマイズされていて
面白いです。
インドは牛肉のメニューが無く、
フィリピンではライスがメニューに有ったりと
マクドナルドはそのお国柄が透けて見えるので面白いです。
まあここ中国では日本と同様に本家のアメリカと同じという事でしょう。
そしてここ西安には何と地下鉄が存在します。
これが地下鉄の入り口です。
これから南門まで行くので
早速中国初の地下鉄に乗り込みます。
ホームは日本と同様に綺麗で先進的です。
券売機でカードを買って乗ります。
西安城壁の入り口が有る永寧門まで行きます。
北大街の駅から永寧門の駅まで二駅です。
という訳であっという間に到着しました。
なんて広い歩道だ……。
これが日本の25倍も広い国土の違いか……。
この先が西安城壁の観光入り口の拠点の様です。
それにしてもとても高い城壁です。
それもそのはずこの城壁高さが12メートル!
西安城壁のチケットを買って中に入ります。
そしてレンタサイクルを利用します。
おっ!
マウンテンバイクです。
バイクと同様にフロントタイヤにサスペンションを装備しています。
これなら悪路でもへっちゃらです。
では早速スタートします。
西安城壁のサイクリングは予想以上に楽しいです。
それにしても中国人はこんな巨大な城壁をよく作ったものです。
やはり中国のスケールの大きさにはひれ伏します。
城壁の内部も今ではすっかり観光地化されています。
これが清始皇帝の時代なら
城壁内部に入ったら即刻拘束されてしまうでしょう。
やはり人類の最大の遺産は平和を築き上げた事でしょうか。
という訳で西安城壁の観光を終えて
市街地へ行きます。
市街地に行くと
西安の経済力の強さを実感します。
プラダ。
ヴィトン。
ロレックス。
といった高級ブランド店が軒を連ねています。
こういったハイクラス点で買い物できるんですから
リッチな中国人がそれなりに居るのでしょう。
さてそんなリッチな中国人とは対照的な私は
パパイヤの切り売りを買って喜んでいます。
そしてインドのバラナシやタイのバンコクでおなじみの
ザクロジュースが売っていました。
ちなみにザクロは英語で
ポーメグラネートと言います。
100%ザクロジュース。
ビタミンが体を駆け巡っていく。
次に焼餅屋さんが有りました。
よく見たら焼餅では無く
卵を焼いたものでした。
それにしても西安の繁華街は非常に活気が有ります。
これは小麦粉を伸ばして
客寄せしているようです。
今日はガイドブックに載っていた
中華料理屋で夕食を採ります。
麺と
小籠包を注文しました。
本場中国の小籠包は
なるほど格別です。
そして最後にラム肉のシシカバブーを食べます。
腹ごしらえを終えて繁華街を歩いていると
この辺りの地面がライトアップされていました。
オシャレだ。
面白いTシャツを発見。
中国共産党のオバマ氏。
こういうイリーガルなものに対する緩い所も
中国の寛容さがなのかなと思います。
少し歩くとバーがいくつかりました。
ここで音楽が店内から聞こえてきました。
ミュージックバーです。
入って一杯飲んでみます。
中国語でバラードを唱っていました。
歌詞は分りませんが
曲調や歌声を聞いていると心が和んできました。
いや~今日は一日とても充実した日でした。
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