インド旅行記 ニューデリー11 さらばインドよ!帰国偏

いよいよ今日が帰国日です。

 

▼ 前の記事はこちら

ニューデリー10 インドでステーキ偏

 

とりあえず昼食はメインバザールの、メトロポリスのステーキを食べると決めていたので

11時頃に店に行って注文をしました。

 

価格は思った以上に高く確か(500ルピー)位

 

やはり熱々のステーキが出てきますが、正直味もボリュームも昨日のサムズカフェのステーキの方が上でした。

 

しかもサムズカフェの方が大分安いです。

 

食べ終わるとマンゴーラッシーを追加注文しました。

 

これがとても美味しかったです。

 

そして私は早めにニューデリー駅に行く事にしました。

 

駅に着くと私は

インド最後のチャイを飲む事にしました。

 

ニューデリー駅の前に有る大通りを渡って、左側に有るチャイを専門に出している店に行くと、いつものように沢山の客が来ていまいした。

店の男は「HELLO SAR?」と聞いてきたので、私は指を1本立てて注文しました。

 

彼は熟練の動きで茶葉とミルクを混ぜてチャイを作ります。

 

その一連の動きを見ていて、もしかするとこれが自分に取って人生最後のインドチャイなのかなと思うと、とても考え深い気分になりました。

店主から小さな紙コップに入ったチャイを受け取ると、私はゆっくりと噛み締めるようにチャイを味わいました。

(10ルピー)現在のレートで20円。

 

恐らく後十年もすると20ルピー位になっているでしょう。

 

私は最後のチャイを飲み終えるとメインバザールを後にしてニューデリー駅に向かいました。

 

始めはあんなに右往左往して焦っていた私が、今ではメインバザール側のニューデリー駅から東側に有る、もう一つのニューデリー駅まで平常心で歩いている事に、経験値の重要性を再認識しました。

 

そして連絡通路を通って東側のニューデリー駅のところまで来ました。

 

 

 

いよいよあの駅に入れば後はエアポートメトロの直通電車に乗って空港に行くだけです。

 

私が歩いていると太ったおばさんが、手にインド国旗のシールの様なものを持って、私の服に貼ろうとしてきました。

 

私は驚いて「ノーノー!」と断ると、おばさんは

「オンリー30ルピー」とか言っています。

 

私はおばさんを振り切ると、最後の最後に全く想像もしない出来事に笑いながら空港に向かいます。

 

本当にインド人はたくましい。

 

振り切った直後に(30ルピー)だったら記念に張ってもらえば良かったかなと、思ったりもしましたが

実際こういったインド人を相手にすると、本当にめんどくさい事になります。

後から「はい300ルピー」とか平気で言いかねない連中です。

 

駅構内の券売機は列が出来ていて、5,6人並んでいました。

私は最後尾に並ぶと、前には後2人位になると、横から別のインド人が割り込んで来て一向に私の番が来ません。

 

私の前で2度も割り込みされたので、私も必死になって
「next me! next me!」とアピールすると、流石に彼らも待ってくれて、私がチケットを買うのを手間取っていると、買い方を教えてくれました。

 

意外と良い奴らです。

 

快適なエアポートメトロで空港に到着すると、しばらく時間潰しをしなければならない私は、WIFIを使える環境を探すも、やはりそんなものは有りませんでした。

 

これはこのインド旅行で痛感したのは、何か時間を有効利用できるものが必要という事です。

 

本を持って行くのが最もベターな時間の使い方ですが、バックパッカーには荷物になるので、今の時代だと電子書籍を何冊分かダウンロードしておくとかすれば良かったと思います。

 

これは次の旅の課題です。

 

私は空港内の快適なソファに腰を下ろして、あれこれと考えていました。

 

ニューデリーのコンノートプレイスで会った側転の少女

アーグラーのレストランの店主であるシティポリス

ブッダガヤーの酒好きガイドとドイツ人のマークス

ジャリアのガイドをしてくれたアナン

それにラッシー屋のロニー

ダージリンの茶葉農園のおばちゃん

スィリグリーのシャブ中

コルカタのサダル

ヤギのギロチン寺院

 

全く予想できない事ばかりの旅は終わりました。

 

そして私はインドを後にしました。

 

 

 

 

……コンノートプレイスの側転していた女の子

そう言えば可愛かったなぁ……。

 

今頃何しているのか、また行ってみようかなぁ。