さて今日でダージリンも最後です。
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そして私のスマホのアラームが鳴ってAM3時を迎えました。
しかし私は寒さのせいかお腹を下してしまい
強烈な寒さも手伝ってタイガーヒルに行く気力を失ってしまいました。
私は結局、不覚にもタイガーヒルを見損なってしまったのです。
私はつくづくなんであそこで寒さを振り切って
起きて行けなかったのか本当に後悔しています。
ゲストハウスの室内は暖房の類いは無いので
深夜、早朝は部屋の温度が5度位になってしまいます。
せめて部屋がもう少し温かったら行けたのに
まあ過ぎた事はどうしようもありません。
結局私の様な貧乏旅行をしていると
ホテル代をケチった代償に、ダージリン観光での重要ポイントであるタイガーヒルを見逃している訳ですから
これは本末転倒で、旅の醍醐味を見失っていると言えます。
この辺りは皆さんには反面教師にして頂ければと思います。
もちろん中級のホテルに泊まれば
暖房やホットシャワーの設備があるので
皆さんは無理をせずにそちらを選んだ方が得策です。
今日でダージリンを離れるのでスィリグリーまで行って
そこからコルカタに向かいます。
私は部屋をチェックアウトしてダージリンのデパート
ビッグバザールに行きました。
まずは昼食を摂る為に適当なレストランを探していると
意外にもドミノピザが在ります。
早速ここで食事をとる事にします。
値段はインドにしては高いですが実に美味しいです。
久しぶりに食べる先進国の味は最高です。
(値段は確か300ルピー位)
その後同じビッグバザール内の一階のカフェで過ごしました。
カフェラテには何とビックリ!
"ラテアート"がしてあります。
日本のその辺の喫茶店よりも高いレベルです。
ダージリンは侮れません……。
それから私はコルカタに向かう為に
まず"スィリグリー"までシェアジープで行きます。
ダージリンの駅周辺で通行人に、スィリグリー行のジープの出発場所を聞いて、早速ジープ乗り場に行き居ます。
行ってみるとやはりこれといった掲示板も、事務所も在りません。
ただ駐車場にバスや車が停めてあって
その近くにいる運転手にひたすら聞いて確認するシステムです。
ここインドでは会話能力が必須です。
さて私はシェアジープに乗ると、車内は10人位は乗るので
常にギュウギュウ詰めです。
そして3時間程のロングドライブは
運転マナーが最悪のドライバーのせいで
急ブレーキ、急発進、無理な追い越しと全く休めません。
これでは本当のアトラクションです。
途中ドライバーは車を店の前に停めて
何も言わずにしばらく外へ出ると、何人かの乗客も外に出て行きました。
私は何の停車かと車内から様子を見てみると
彼らは呑気に食事休憩を摂っています。
他の乗客は分かっていたのか
何人かはドライバーと一緒に食事しています。
私も行って食べようかと思いましたが
まだしばらくこのアトラクションの様な運転を、味わわなければいけないのでパスしました。
今思えばこの時私は食事しなくて"本当に正解"でした。
食事休憩を経てジープは再び無理な運転で走り出すと
十分もしないうちに、私の右向かいに居た若いインド人男性が吐いてしまった。
私の右に座っていたインド人が驚いて
「ウェー!」っと大声を上げています。
幸い脇のハッチバックのところに吐いたので
誰にもかからずに済みました。
私は吐いた男性が可哀想になって
持っていたペットボトルの水を差しあげました。
そしてつくづく私は食事しなくて良かったと思ったのでした。
ジープはスィリグリーに到着したので
早速バスチケットを買いに行きます。
すると受付のスタッフが言うには
「今日のバスはもう無い」との事。
私はこんなところで無駄に一泊しなければならない事にショックでした。
私は仕方なくホテルを探す事にしました。
スィリグリーの駅からホテルが在りそうな通りを歩いていると
どう見てもアル中みたいな汚い男が私に
「安いホテルを知っている」と言います。
どう見てもヤバイ奴ですが
私は試しに思いそいつに付いていって、2件程回りましたが
全く安くありません。
私はそいつに
「もう良いから自分で探す」と言って一人で探します。
そして色々なホテルに聞いてみると、驚く事にスィリグリーのホテルはどこも満室ばかりです。
恐らくここは大都市であるコルカタへ行く為の
中継地点である事と、夜行バスが無い事も手伝って
インドでも特筆して宿泊需要が高いのでしょう。
恐らくインド中の旅行者が里帰りなどで
ここで一旦宿泊するのだと思います。
そういった需要が高い事もあってか、ホテルの相場が高いです。
私は仕方なく(500ルピー)というかなり
インド旅行では最高額の部屋で泊まる事にしました。
しかもシングルは空いて無くダブルの部屋です。
ただ料金はシングルで良いと言う事でした。
ちょっと贅沢な気もしましたが
やはり1人で2つあるベッドは無用なだけです。
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