インド最大の歓楽街 ソナガチ編 2

さて今回のコルカタ滞在では、日本人ゲストハウスである

サンタナ"の宿を拠点にコルカタを見て回ります。

 

▼ 前回の記事はこちら

インド最大の歓楽街 ソナガチ編 1

 

サンタナには日本人の管理人が常駐しているので、インド旅行では様々な情報を収集する事が出来ます。

 

また朝食も付いているので楽です。

朝食を終えて、早速ソナガチ取材を始めます。

 

 

とその前に、ソナガチの概要を解説します

 

ネットでは古い情報や、間違った情報等の、有象無象の情報が飛び交っておりますが、ここでは極力正確な情報を載せます。

 

ソナガチは売春を目的とした歓楽街です。

 

データによると約1万人娼婦が居ると言われており

この数字はインド最大の売春地帯となります。

 

またネット上ではエイズの感染率が、40%等と書かれていたりもしますが

もちろんそんな事はありません。

 

エイズ感染率世界一スワジランドでさえ(26%)ですから

 

もしそんなに高い感染率だったら、爆発的にインド国内でエイズが発生するでしょう。

 

インド国内でのエイズ感染率は(0.3%)です。

 

ソナガチでの信用性のあるデータを引用すると

公衆衛生学者スマラジット・ジャナ氏が1992年に設立した

ソナガチ・プロジェクト】(娼婦達の互助組織)

これにより、エイズの感染対策を徹底して行ったことで、現在のエイズ感染は低く抑えられているという事です

 

それでもソナガチのエイズ感染率は(5%)と言われています。

 

20人に1人です。

 

 

という訳で、一体どんな所なのか、早速行ってみます。

ソナガチは、俗称の様で正式な地名の表記は見当たりませんでした。

 

ソナガチの場所はコルカタの市街地北側に位置します。

 

具体的には地下鉄の駅

グリッシュパーク"と"ソババザール"までの一帯が、ソナガチと呼ばれているエリアです。

地下鉄に乗って、ソナガチへ行きます。

 

コルカタの町は人通りも多く、たまに物乞いの方も居て

まだインドらしい風景を保っています。

 

 

地下鉄パークストリート駅から、電車に乗ります。

 

さてギリッシュパーク駅に到着しました。

 

 

ここからソナガチの街を見ていきます。

 

 

ちなみにソナガチですが基本的には

一般の観光客が行くような場所ではありません

 

また、安易に写真を撮ろうとすると、現地のインド人から何をされるか分からず、とても危険です。

なのでソナガチには、リスクを承知した上で自己責任で行ってください。

 

 

早速ソナガチの街を散策します。

メインロードを歩いていると、普通にインドの町といった感じです。

 

これから、ソナガチの歓楽街の中を歩いていきます。

 

歓楽街では、写真撮影ができないので残念ながら画像がありません。

 

ソナガチの歓楽街の入り口には、それと分かる様に女性を象った神が飾られていました。

 

そしていよいよ歓楽街と思われる、場所へ入っていくと何かのイベントの様なものをやっていて、50名位の人たちが集まって、男性がスピーカーで何かを話しているのを聞いていました。

 

さらに歓楽街の中を進むと、早速呼び込みのインド人が声をかけてきました。そして建物の前に女性が数人立っています。

間違いありませんここが、ソナガチです。

 

また何かのお祭りなのか、大音量で音楽を鳴らしていて、耳を塞がないととても我慢できない程です。

ソナガチの通りを歩いていると、客引きのインド人に何度か声を掛けられます。

しかしソナガチの町を見る限りでは、言われている程の多数の女性は見当たりません。といってもまだ昼間なので夜になると状況が違うのだと思いました。

昼間のソナガチの散策を終えた私は、夜のソナガチを見る為に近くで時間をつぶしてから、再度夜のソナガチを見ていきます。

 

そして夜の7時位になってソナガチに再度入ると、驚いた事に何かの神をデザインしたネオンが、ギラギラと光っています。

そして通りを進むと外に立っている女性の数も、昼間に比べてかなり増えている印象です。

 

またしつこいおばさんの客引きに、付きまとわれましたが、特別危険な場所という感じは有りませんでした。

私は一通りソナガチの一帯を散策し終えて、チャイ屋さんでチャイを飲みながら休む事にしました。

チャイ屋さんのすぐ会い向かいの家の前で、女性が私に目配せをしています。私も彼女に手を振ったりして何度かやり取りをしていました。

またチャイ屋さんで休んでいる私のすぐ横に、女性が5人程座っていて、その1人の中年の女性が私に、もう60歳位のおばちゃんを指さして(彼女を選びなさいと)

明らかに冗談と思われるジェスチャーをしてきました。私は彼女に対してあえて、(親指を立てて)グッドと返しました。

 

チャイを飲み終えて、ソナガチの辺りを一通り散策し終えると、ソババザール駅まで戻る為に大通りの

Jatinda Mohan Avenue まで行って、北上すると

とても小柄のおばちゃんが、私の腕を渾身の力で握ってきました。

おばちゃんは私に

「300ルピー!500ルピー!ベリースモールガール!」と連呼しながら、もう片方の手の平を低い位置に下げて、子供の背丈を表現する様なジェスチャーをしています。

私はこのおばちゃんの意味する事を、この後気づきました。

つまりはおばちゃんが私の様な東洋人の顔を見て、子供を紹介する行為をしているという事は、逆に言えば東洋人が子供の女の子を買いに来ているという事が予測できます。

インドの売春地帯では、女性を騙して連れて来て働かせたり、貧困の為に親や兄弟等の家族が、娘や妹を騙して売春宿に売ったりと、悪い報道をよく見ますが、そんな黒い現実が有りそうな背景に、私は背筋が凍る様でした。

 

 

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