中国旅行記 上海 4 帰国偏

さて1カ月の中国滞在もそろそろ終わりです。

 

今日も上海市内を散策する事にします。

 

▼前回の記事はこちら

中国旅行記 上海 3 北京ダック偏

 

歩いているとマンションが有りました。

洗濯ものを外干ししていますが

よく見ると鉄の棒が外側に伸びています。

 

日本ではまず見られない方法です。

非常に効率的です。

 

バルコニーが無い分

ロッドを伸ばして洗濯スペースを確保している訳です。

 

中国人の工夫を凝らす民族性を垣間見ました。

 

 

上海の町並みは本当に東京によく似ています。

 

デパートで昼食を食べます。

エビラーメンです。

昼食後は上海の裏路地を発見しました。

 

上海にこんなところが在るとは驚きです。

 

路上販売をしていました。

どれでも10元!(160円)

安いです。

 

こちらは何かを売っています。

何とウシガエルでした。

中国ではカエルを食べるとは意外です。

 

 

さていよいよ空港に向かいます。

 

空港へは途中までリニアモーターカーで行きます。

 

日本では30年以上も研究開発していますが

未だに実用化されていませんが

中国ではもう既に一部区間で既に実用化されています。

 

ドイツの技術を採用しているとの事です。

 

区間は龍陽路駅から上海浦東空港までです。

 

この区間30キロを何と(8分)で到着します。

 

 

さてホームに着きました。

来ましたリニアモーターカー

残念ながら正面の写真を取り逃がしました。

早速乗り込みます。

車内には時間と共に速度計が表示されています。

スゥーッと発車するとグングン加速していきます。

 

速度は200キロを軽く突破して

300キロを叩き出しました。

ちなみにリニアモーターカーは

独特の乗り心地で

コーナーを曲がる際に車体事傾いて

曲がっていきます。

 

解りやすく言うとジェットコースターみたいな感じです。

 

地面に車輪が設置していないので

こういった芸当が出来るのでしょう。

 

 

と言う訳で1カ月間中国滞在もフィナーレです。

 

中国へ渡ってから

(4622キロ)という距離を陸路で移動しました。

 

異常な警戒体制のウイグルのウルムチ

カザフスタンに近いイーニン

驚く程素晴らしい観光資源を持った張掖

牛肉麺が美味しい蘭州

チベット文化圏の夏河

西安城壁と華山を持つ大都市西安

大都会の上海

西部と中部、東部の7都市を巡りました。

 

 

まだまだ行っていない所も多いですが

中国主要都市を回るのは最低でも

3カ月は必要かなと思いました。

 

それでも中国の56も有る民族が暮らす村を訪問したりしなければ

本当の中国の深さは判りません。

 

そこまで行くと1年は滞在しないと難しいでしょう。

 

また言語の問題も有るので通訳を連れて取材等をすれば

個人の経済力ではとても不可能です。

 

 

なので私の中では1カ月間観光した程度では

中国の表面的な側面しか捉える事が出来ませんでした。

 

それでも中国の繁栄、民族問題の軋轢

治安の良さ、人の優しさ。

物価が安くて美味しい料理。

 

と様々な中国の実像を見てきました。

 

鉄道員が乗客に対してスパルタなのは

あまり知りたくなかったですが(笑)

 

 

当初のイメージと違い中国は

観光で訪れる分にはとても平和で治安が良く

人も親切でした。

 

正直メディアの情報に毒されていた私は

中国なんかに日本人の私が行ったら

殴られるんじゃないかと思っていました。

 

実際には全くそんな事は有りません。

むしろ中国人は親切です。

 

この辺の事は世代間ギャップも有るのかもしれません。

 

私を含め現在の中国人の殆どは

戦争の経験が有りませんから

 

2,30年前の情報が未だに

独り歩きしているのかもしれません。

 

 

また中国人の中には共産党の一党独裁政権に対して

大きなフラストレーションが有ります。

 

そして当の共産党や党関係者等の

エスタブリッシュメントが、民主制に強い警戒感を持っているので

民主化を巡る気運の高まりと、共産党の締め付けの結果

人権派弁護士の国策逮捕や、ウイグル人、チベット人の弾圧

その他にも様々な圧制が起きています。

 

まだ経済が強いので国内は安定していますが

これが大恐慌の様な事が起こったら

市民の不満が爆発して、とんでもない事になるかもしれません。

 

そんな波乱を含んでいる側面も感じました。

 

 

また私にとって最もインパクトが有ったのは

予想以上に発展しているという点でした。

 

 

今の中国を見てしまうと、とてもじゃないですが

中国を下に見る様な事は

いかにお門違いという事がよく解りました。

 

 

日本ではまだ

中国、韓国等をメディアの影響で

強烈な反日国という、誤ったイメージを持っている人も居ますが

実際はそんな事は有りませんでした。

 

私が感じた実際の中国人は

反日感情などは全く無くそれよりも

今の状況をより良くする事に、最優先して生きているというものでした。

 

まあこれは我々日本人と一緒です。

 

そうです。

実際は一般の中国人は自分の事や家族の事で

頭が一杯なんです。

 

 

最後になりますが

中国は大きな経済発展に伴って

急激に物価が上がっています。

 

現在の中国の物価水準はありえない位安く

例えばタイやフィリピンと比べても

中国の方が安いと思います。

 

バス料金が(1元)16円ですから。

日本の10分の一です。

 

あと10年もしたら

恐らく物価水準は現在の倍位に成っていると思います。

 

中国のGDP世界2位です。

既にGDP比では日本の3倍です。

(日本は世界3位)

 

まあ人口が多いので国単位で見ると

日本の経済規模を超えている事がよく解ります。

 

1人当たりGDPだと

中国は75位とまだまだですが(日本は25位)

近い将来1人当たりGDPでも日本を凌駕していくでしょう。

 

 

それではまた 謝謝。

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