さて今回は何かと話題になっている
‶ 犬食文化 ‶を取材します。
犬食文化は主にアジア圏で存在しています。
中国、韓国、ベトナム、カンボジアが主な犬食国です。
世界では年間約2000~3000万頭の犬が消費されています。
しかし昨今、欧米を中心とする世界中から、犬食文化は批判の的となっており
韓国では既に主な犬肉市場が次々と閉鎖されており、犬食文化は風前の灯となっております。
ベトナムでも政府から公式に犬食を、止める様にお達しが出ており
まだハノイでは犬食文化は残ってはいるものの
韓国の様にいずれは無くなる運命の様です。
その中で現在でもまだ犬肉を消費し続けているのは
世界1の犬肉消費国、中国です。
年間約1000万頭の犬を消費しています。
中国は人口も世界1位なので、ランキングにするとどうしても
上位に来てしまうので、その辺の人口ボリュームを差し引いて考えないといけません。
また誤解してはいけないのは、中国と言うと
日本人はすぐに漢民族を浮かべますが
実際には中国は多民族国家です。
56の民族が共存している巨大な大陸なので
様々な言語、文化、風習が混在してるのが真の中国の姿です。
なので、実際には中国で犬肉消費量が世界1位と言っても、中国全土で犬肉を食べていると考えるのは大間違いです。
実際中国でも、犬肉を嫌う中国人は大勢居ます。
中国で犬肉を食べるのは主に東北地域と、南部です。
特に犬食が一般的なのは
広東省、広西チワン族自治区
湖南省、雲南省、貴州省、江蘇省
吉林省などです。
その中でも特に犬食が盛んに行われているのが
● 吉林省の延辺朝鮮族自治州
● 広西チワン族自治区の玉林市
この2ヶ所です。
今回はその内、犬肉祭りで世界中から大ヒンシュクをかっている
玉林市(ユーリン)の犬食状況等を取材します。
広西チワン族自治区は中国の南側に位置します。
なんと人口4800万人。
もう1カ国程の人口規模です。
中国凄いです。
玉林市はその南側に在ります。
玉林市は観光地では無いので、ここに訪れる外国人は少ないです。
悪名高き犬肉祭り(※正確には、玉林ライチ犬肉祭り)
で有名なってしまった面もあります。
今回の取材は実際の生の玉林を見るという
最も重要な側面で取材を進めていきます。
フィリピンのパシルの様に、悪い評判だけが先行して
実際の町の様子とかけ離れた状況という事も有るので
現地に行って取材するのが最も重要である、というのが私の信条です。
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