さてフィリピンで移動するのに
欠かせないのがタクシーですが
フィリピンでは外国人がタクシーを利用するのは
中々一筋縄ではいきません。
タクシードライバーは外国人とみるや、メーターを使いたがらず、相場の3倍~5倍位は吹っ掛けてきます。
相場の2倍位ならむしろ良心的と言えるほどです(笑)
また日本人は特にお人好しで、争いを好まない為に
ドライバーが吹っ掛けてきた金額を、仕方ないと払ってしまうのも、彼らを存続させている要因でもあります。
私の場合はそういう悪質ドライバーに遭遇しても
相場の金額を置いて、さっさと車から降りちゃいます。
追って来るんじゃないかって?
彼らも違法な事をしているので、そんな事はまずないです。
彼らは元々取れればラッキー!位な感覚でやっているだけで
取れなくても損する訳では無いので
「あいつからは取れないか……」
と思うだけです。
さてそんなフィリピンで最近になって急速に普及しているのが
"GRAB"です。
GRABは配車アプリで
スマートフォンを使って簡単に近くのドライバーを呼べる
便利な無料アプリです。
しかも予め金額が表示されてから、呼ぶかどうかを決められるので、交渉の必要は全くありません。
使い方はまずGRABをダウンロードしてインストールします。
電話番号等で認証して使用可能になります。
またGRABを利用する際は、オンラインである必要が有るので、基本的にはフィリピンのSIMを利用するのが一般的です。
よく日本のサイトで宣伝している、海外で利用できるWIFI等有りますが
(イ〇トのWIFI等)
あんなものはバカ高くて話になりません。
いくらアフィリ目的とは言え、私にはユーザーベネフィットの観点からして
とても紹介する気になりません。
という訳でフィリピンの現地通信会社のSIMを利用して
パケット通信をする方法を紹介します。
▼
お手持ちのスマートフォンがオンラインになったら
次にGRABの使い方です。
※GRABは日本でダウンロードして、インストールを済ませておいた方が良いです。
GRABは非常にユーザーフレンドリーなアプリで
特にこれといった難しい事はありません。
ただ初めて使う人は最初困惑するのは
目的地は名称を入力するか、地図上でタッチすればポイント出来ますが
車を呼ぶ位置の指定がデフォルトでは
自分の位置の直近の道路にはなっていません。
なので自分の居る道路まで呼ぶには
青いマークをタップしながら、現在地の近くの道路まで移動する事で
車を呼ぶ位置を指定で出来ます。
この青っぽいマークが車を呼ぶ場所です。
この青いマークをタップしながら移動させる事で
自分の好きな道路に車を呼ぶ事が出来ます。
当初私は分からなくて、必死にマップ上をタップしても
呼ぶ位置が動かせず四苦八苦してしまいました。
目的地は地図上をタップするか、名称を入力すると、予測検索で候補が出てくるので、とても使いやすいです。
そうすると自動的に金額が表示されます。
その金額で良ければドライバーを選んで
リクエストします。
スマートフォンの画面にはリアルタイムで、リクエストした車の位置と、到着予定時間が分単位で表示されます。
また画面には車の色と車種、ナンバーが表示されているので
絶対に間違える事はありません。
車が来たら基本的に後部座席に乗り込んで
口頭で目的地を再度伝えて、後は目的地に着いたら
表示されている金額を払って降車します。
最後にドライバーの評価をします。
ただ現在GRABは利用価格が上がっており
殆どの場合"メータータクシーよりも高い"です。
なので空港や客待ちタクシー、パサイ地区等
悪質タクシーのホットスポット以外では
普通のメータータクシーが利用できれば、そっちの方が安いです。
と言う訳で、GRABはツーリストにとって長年頭の痛い問題だった
タクシー問題を解決してくれる便利アプリです。
ただ、前述した様にGRABの利用金額が上がってきています。
以前はフィリピン国内にUBERとGRABが存在して
両社の価格競争が有り、メータータクシーよりも安価で利用できました。
しかしフィリピンではGRABがUBERを買収した為に、一時期利用価格を2倍に値上げすると発表すると
利用者から大きな反発が有り、フィリピン政府がGRABに対して、是正勧告をするとGRABは仕方なく
値上げ幅を1.5倍に留めたという流れが有ります。
つまりは現在は競争原理が無くなった事で、利用価格がグングン上がっている訳です。
そういった事で現在ではメータータクシーよりも高くなってしまっています。
我々利用者もこの辺で、メータータクシーやバイクタクシー等の利用状況に合わせて、GRAB以外の他の選択肢を使って、GRAB需要を下げ
GRABの乱用を避ける事で、長期的に見て
GRABの利用価格を押し下げる事になるのかと思います。