インド旅行記 ニューデリー5 コンノートプレイス偏

今日はコンノートプレースに在る公園に行きます。

 

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インド旅行記 ニューデリー4 インディアゲート偏

 

公園まで行くと

早速体格の良いイケメン風のインド人が話しかけて来ました。

 

本当にニューデリーでは詐欺師がウヨウヨいます。

 

公園は中々綺麗に整備されていて

インド人たちが芝生に座って寛いでいました。

私は公園を見終わり

コンノートプレイスのお店を散策をしていると

沢山の人だかりが見えました。

とても賑わっています。

近くに行ってみると

主に衣料品等を売っている露店が集まっています。

それにしてもここの人口密度が凄い。

これだけの人混みはフィリピンのバクラランマーケット以来です。

ここも詐欺師のホットスポットらしく

「靴を磨かないか」とか「耳掃除はどうだ」とか色々な連中が声をかけてきます。

 

ちなみに耳掃除の奴は私も既に勉強していたのですが

これがたちが悪いらしいです。

 

何でも始めは10ルピーと言って耳掃除をし始めると

途中で耳に何かの液体を塗ってその後に

どこからか大量の耳アカらしきものを見せて

「こんなに取れた」とか

「あなたの耳は病気だったか高い薬を塗った」とか言って高額なお金を要求するとか何ともくだらない詐欺です。

 

しかしこうやってまだやっていると言う事は

それなりに観光客を騙せていると言う事でしょう。

 

コンノートプレイスにはマクドナルドやスターバックス、ケンタッキー等のチェーン店が沢山在ります。

 

一通りコンノートプレイスを見終えて

次はここから徒歩で行ける寺院

(バングラ・サヒーブ・グルドワーラー)に行ってみる事にしました。

 

途中女性が体重計を置いてぽつんと座っていました。

これにはカルチャーショックを受けました。

日本では起業すると言うと事業計画を立てて、銀行から借り入れをして等と

何だかとても大変な事をするみたいなイメージが有りますが

ここインドでは中古の体重計1つあれば起業できてしまう。

 

それにしてもビジネスマインドが豊かです。

 

私は試しに利用しようと代金を聞くと5ルピーとの事。

 

そして私は体重計に乗ろうとすると女性は(バッグを置いて)とジェスチャーで教えてくれました。確かにそうです。

 

バッグの重みも積算されてしまう。

私はバッグを道に置いて体重計に乗ると

表示された数値は明らかにズレています。

 

まさかこの3日間で3キロも痩せる訳は無い。

 

このアバウトさが途上国の良さではありますが。

 

 

そしてお寺に到着すると

沢山のインド人がお寺の入り口を行き交っていました。

それにしてもインド人の信心深さには頭が下がります。

私はお寺に入ってしばらく色々と見回っていると

そこで行列を発見しました。

 

よく見ると皆何かをもらっています。

試しに私も最後尾に並んでみました。

 

もしかしたら異教徒の私はインド人に怒られるんじゃないかと 心配しながら自分の番が来てみると

あっさりと"チャイ"と"クッキー2つ"頂きました。

 

信じられません。

 

インドでものをもらったのはこれが初めての経験でした。

 

インド人の懐の深さに喜び私は座ってチャイを飲みながら

インドはつくづく面白い国だと実感しました。

 

それは物乞いにもあっさりと寄付をする人々等にも見受けられる

宗教観念に育まれた慈愛の精神が養われているのかもしれせん。

日本人のように効率だけを追求した考え方とは違います。

 

日本では"働かざるもの食うべからず"と言う厳しい国民性が染み付いていますが

それが出来無い人々にも一定の理解が有るのがインド人ではないでしょうか。

 

日本では政府が就労困難な方々にもしっかりとした
セーフティネットが提供されますが

インドでは宗教に結びついた民間人のお布施がそれを担っているように思います。

 

私はそんな事を考えながらお寺を後にしました。

 

 

いつも屋台や格安の庶民的なお店で食事する私は

今日はちゃんとした食事がしたくて

ミドルクラスのレストランに入りました。

 

カレーとナンを注文しました。

食事を終えて

別のゲストハウスに移動したかったので

取り合えずガイドブックに載っている所に行ってみます。

 

ゲストハウスのスタッフに部屋を見せてもらうと

今私が泊まっている部屋と大差ありません。

 

しかも価格は若干安く、しかもそのスタッフの男曰く

テレビも付いているしホットシャワーも有る

という事だったので私は念のためにスタッフの男に

「WIFIは使えるか?」と確認すると

「… … 私の秘密を教える… …」と言ってホテルの前にあるカフェのWIFIのパスワードを教えてくれました。

 

私が試してみると驚いた事に本当に繋がりました。

 

しかしこれは明らかにWIFIのタダ乗りです。

 

ゲストハウスのスタッフがこんな不正を

率先してゲストハウスのサービスとして提供している訳です。

 

インドにはコンプライアンス(法令順守)の観念は浸透していない様です。

 

私はその男に明日来ると伝えて

メインバザールを再び散策していると

ラッシー屋を発見しました。

私はバナナラッシーを注文しました。

▼これはミキサーでしょう。

飲んでみると信じられない位美味しいです。

 

ちなみにラッシーとは水とヨーグルトと砂糖を混ぜたものです。

解りやすく言うと日本でいう

(飲むヨーグルト)が最も近い味です。

 

このラッシーとの出会いが

私にとって一番のインドの出会いとなりました。

 

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インド旅行記 ニューデリー6 日本レストラン ナブラン偏

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