さてフィリピンはセブの中央付近に
治安の悪いと言われている ‶ コロン地区 ‶ が在ります。
しかし実際に取材してみると
コロン地区は特別治安が悪い印象は有りませんでした。
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しかしセブには昔から
‶ 絶対に行ってはいけない ‶ と言われている
地区が在ります。
それが ‶ パシル地区 ‶ です。
パシル地区はセブでも最悪の評判で、麻薬使用者が沢山居るとか、ナイフや銃を持った連中が集まっているとか
セブ市民ですら、普通は行きません。
今回のパシル取材にあたって、何人かのフィリピン人にガイドを依頼したのですが
「あんなところは行きたくない」
「わざわざ危ない目に遭うの嫌だ」
と言われて私は今回の取材を1度は止めようと思った位です。
そうして何人かのフィリピン人にガイドを頼んでいたところ
パシルに親が住んでいるという、セブ近郊の島に住んでいる若者を見つけて、何とか彼にガイドを依頼しました。
という訳で早速パシル地区の入り口まで来ました。
今回は何かあったらいけないので
パシル地区の町長、地区の管理人に公式に許可を取る事にします。
ここがパシル地区の入り口です。
特に危険な感じはしません。
パシル地区の管理者の所に行って、町長に面会させてもらう手筈を取ってもらいます。
当日は町長が不在との事だったので
翌日再訪する事になりました。
翌日、町役場に行って町長の居る、町役場へ案内してもらいます。
ちなみに町役場の方には、予め私が日本のジャーナリストで、パシルの現状を取材したいと伝えて有ります。
町役場まで案内してもらい、町長に面会させてもらえる事になりました。
パシル地区の町長。
パシルの町長はとてもフレンドリーな方でした。
私は町長に「パシル地区の実際の治安状況等を取材したい」
と率直に伝えると町長は私に取材の許可を下さり
なんとガイドまで付けてくれました。
パシル地区の町長さん、有難うございます。
こういう時はフィリピン人の優しさと、親日国であるフィリピンでの、日本人ブランドの強さを有難く感じます。
これで地区町長直々に取材許可を貰ったので
公式に取材をする事が出来ます。
という訳で早速パシルの町を隅々まで見ていきます。
まずは町役場のすぐ近くに在る小学校を
見学しました。
見る限りとても平穏で、ほのぼのとした雰囲気です。
次には港の方まで歩いて行きます。
パシルは魚市場(フィッシュマーケット)
がとても有名な街です。
近くの漁師達がパシルの魚市場で、魚を売って生計を立てています。
ここで、一般のパシルの住民に治安状況を取材します。
このご婦人にパシルでの生活を聞いてみました。
私は率直に「この町で怖い思いとか、犯罪に遭ったりしたことはありますか?」
と質問すると、意外にもご婦人は
「無い」との事でした。
私はさらにハッキリと
「この町は安全だと思いますか?それとも危険だと思いますか?」
と質問しました。
ご婦人は「安全よ」
と、即答でした。
私はさらに「この町で麻薬中毒者や麻薬の売人を見た事が有りますか?」
ご婦人「無いわね」
と、私の予想に反してこの町の治安に問題は無いという事でした。
私は納得して次にもう1人の人に取材しました。
この方にも同様の質問を聞いてみました。
するとやはり、この町が危険だとは思わないと
仰っていました。
私はこの辺りで、それまで聞いていた情報は一体何なんだろうと、疑問がわいてきました。
続いてフィッシュマーケットを見ていきます。
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