フィリピン バジャウ族 滞在記 4 パーティーに参加偏

海上に在るバジャウ族を見ていきます。

 

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バジャウ村 滞在記 3 海上のバジャウ村偏

 

NAVAの村を歩いていると

最も細いと思われる道に来ました。

片足分だけしか道幅が有りません。

 

やっぱりここは凄いなぁ……。

 

すると先の方で大音量で音楽が聞こえています。

 

バジャウ族の人達が集まって

パーティーをしていました。

彼らは非常にフレンドリーで

私にもお酒を振舞ってくれました。

 

彼らが飲んでいたのはビールです。

 

おつまみは甘い餅の様なものです。

 

1つのグラスにビールを注いで飲み干したら

ビールを注いで次の人にグラスを渡すのがバジャウスタイルです。

 

いわゆる回し飲みと言うやつです。

 

 

彼らは陽気で音楽にのって踊っています。

彼らと少し話す事が出来ました。

 

彼らはもうすっかりお酒が回っていましたが

彼らは私にしきりに

「あなたも楽しんで」と親指を立てて歓迎してくれました。

 

1人の男性がしきりに音楽のボリュームを上げては、私が耳を抑えると、別の男性がボリュームを下げる

そして男性が再び音楽のボリュームを上げる。

こんな意味の無いやり取りが延々と続きました。

 

とにかく彼らは大音量の音楽を聴きながら、飲むアルコールが大好きな様でした。

 

私がパーティーに参加して少し経つと、彼らはもう追加のビールを買うお金が無いらしく

私に100ペソか、500ペソ出してビールを買ってくれるか?

と聞いてきました。

私は一瞬ギョッとしてしまいましが、フィリピン人ですら少し仲良くなると、お金を貸してほしいというのは普通です。

 

この辺りは日本人とは感覚が全く違います。

 

フィリピンではお金の貸し借りは非常に一般的で、少額のお金を貸したり、返したりしています。

 

まあこの場合は完全にビールを買ってくれと言う意味ですが

 

それにしても彼らは100ペソのお金も無いのに、明日の心配もせずに今日を、いや今を楽しんでいる訳です。

 

日本では2千万円位の貯金が有る夫婦も、将来の不安を抱いているというのに。

 

100ペソ(210円)も無いのに

陽気に今を楽しむ彼らを見て、私はつくづく自分の価値観を疑ってしまいました。

 

普段私はこういう人たちに、お金は絶対に渡さない主義なのですが、何故か今日をエンジョイしている

彼らの気持ちを阻害したくなくて

気が付くと彼らに100ペソをあげてしまいました。

 

 

それにしてもバジャウ族の方たちの、温かさや無邪気さが分った様な気がしました。

 

 

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